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2014年11月01日しあわせじん

第139章 父が立てなくなった?

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株式会社 幹建設
代表取締役 高須賀 幹由

8月のある日、母からの電話。「ちょっと、どうしようか?!お父さんがおかしいんよ。」「え?なに?」どうも母が言うには、お昼頃、家のリビングで急に父がへたり込んだとのこと。座り込んだ後に、立てなくなったらしいのです。「低血糖か思って、飴を食べても改善しない。どうしようか?少し妙なことも口走る。」ということだったのです。その話を聞いて、私の脳裏をよぎったのは、8年前に起こった事故の後遺症での脳の障害か??ということでした。熱はあるが、今すぐ命に関わる可能性は低いと感じたので、とりあえず明朝、脳の主治医の先生に連絡して診てもらおうということにしました。翌朝、主治医の先生に相談したところ、脳の可能性は低いので、糖尿病の主治医の先生の方が適切だろうと判断を頂き、すぐに愛大病院へ行き、診察を受けました。結果、原因不明の熱であり、そこにどんな病気が潜んでいるか分からないので、検査入院ではありましたが、診察をしてくれた先生の判断で、「即入院」となってしまいました。翌日から、細菌感染、脳の怪我の後遺症、悪性腫瘍(あくせいしゅよう)などいくつかの可能性を疑ってたくさんの検査をしましたが、原因は不明のまま。結局、膠原病(こうげんびょう)ではないか?といいながらも、その検査結果は、生体検査(腎臓の一部を採取)の電子顕微鏡の観察結果待ちとなり、検査機関の待ち時間の3週間退院できないことになってしまいました。結局、検査機関の所見は“異常なし”で科学的根拠は示されないままになりましたが、検査結果を待ちきれず、膠原病の可能性で投与し始めた『ステロイドホルモン剤』が効果を現したようで、それまで下がらなかった熱も落ち着き、無事、入院40日後に元気で退院できました。この膠原病というのは、女性に多い病気だそうで、免疫力過剰により、免疫作用が自分の体(全内臓、血管、脳、心臓、皮膚、神経など)のありとあらゆる場所を攻撃してしまい、さまざまな症状になるそうです。一般的に症状は、微熱、筋力低下、関節痛、血尿、湿疹、リュウマチなどが多いといわれています。症状は地味ですが、放っておくと、死に至る可能性もある恐ろしい病気です。治療は、ステロイドホルモン剤(プレドニン)の投与によってほとんど症状が落ち着くそうです。完治は難しいので、今後、副作用の強いステロイドホルモン剤を少しずつ減らして微調整をすると言われていました。

あれから現在も、父は熱が全く出ず、調子も上々です。退院後、犬の散歩を日課にして体力を回復させて、近々、ゴルフに行くと張り切っていました(笑)入院中の生気の無い父から復活して、本当に良かったと胸をなでおろしています。それにしても、毎日のように病院に通う私に、母の到着が5分でも遅いと「お母さんはまだか?」といつも催促。どれだけ好きなん?と…。
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