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2022年10月22日しあわせじん

第181章 片付けは身をたくす

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株式会社 幹建設
代表取締役 高須賀 幹由


ほぼ全世界において物価の同時値上がりとなっています。新型コロナによる生産の遅れと物流の停滞と各国の偏った景気不景気感。それに追い打ちをかける形でロシアによるウクライナ侵略。
ロシアは西側諸国とアメリカによって、財源となる化石燃料の輸出を止められ財政難となるも、それら敵対諸国も不足する燃料の価格高騰の影響にかなり嫌気がさしています。
更に日本はそれらに加え国民平均所得20年間据え置きと円安試練の場に立たされ、まさに三重苦です。我々建設業者の仕入れについて全て直撃を受けており、お客様へ売値の値上げをやむなく実施してしまっているところです。
しかしこのままでは良くない。何とかしなければ!とまず考え付くのが、従来の仕入れルートを見直し、もっと安く仕入れるところは無いか?何振り構わず、少しでも原価減になれば迷わずルート変更です。ルート変更で5万円節約成功!!と喜びもつかの間、振り返ればまたどこかのメーカーが10万円値上げを言ってくる始末。イタチごっこどころかイタチが増えるばかりです。

もう限界かな?と思っておりましたが、まだまだ!探せばあるもの。『か・た・づ・け』がありまし
た。現場での打ち合わせ・着手確認・進捗確認・完成確認を業者さんとのチームワークで動きの無駄を排除して時間短縮。そして、基礎工事業者と大工のローテーションを細かく管理することで空き時間目標0日として、早期着工早期完成にて最短日数の完成を目指して生産性を向上させ、利益率の低下をリカバリーするようにしてきました。

これより後は、現場に関するルールを全てルーティン化することで『抜け・忘れ・間違い』の目標0として無駄を排除。更にはCADの最大活用を期待し、原価自動計算と合わせて業者への発注業務をCADマシンに集約していくことで飛躍的な生産性の向上を図るつもりです。

色々なことに『片(を)付ける』即ち『整理・整頓』を突き詰めていくことで、また更に効率を上げ
ていける可能性に気づいて進めているところです。何事も一朝一夕にて完成とはならないものの、決して後へ下がらない不退転の精神で進むだけです。まだまだお役に立ちます!


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