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大掃除もスムーズに!掃除がしやすい家づくり
ついに叶えたマイホームでの暮らし。
建てた後は、いつまでもキレイを保ちたいですよね。
いくらオシャレでカッコイイ家でも、掃除がしづらいために汚れたままでは台無しです。
そこで今回は、プランニング段階から考えておきたい、掃除がしやすい家の特徴をご紹介します。
家づくりの際には、ぜひ参考にしてみてくださいね!
場所別に考える、掃除のしやすさ
快適な暮らしを手に入れるためには、日々のお手入れのしやすさも大切なポイントですよね。
間取りはもちろん、設備や建材を選ぶときにも、掃除がしやすいかどうかを一つの判断基準として考えてみましょう。
では、具体的な場所ごとにご紹介します。
●キッチン
最近のキッチンは、汚れにくくお手入れがしやすいアイデアがいっぱい!
ハイスペックなキッチンがたくさんありますから、各メーカーの特徴を理解して、家のスタイルやご自身の使い方に適したものを選ぶようにしましょう。
コンロは、お手入れのしやすさでもI Hクッキングヒーターが優れていますが、「やっぱりガス火がいい!」という方もいらっしゃいますよね。
お掃除が大変なレンジフードですが、最近はシンプルな形状で汚れが溜まりにくいものや、特殊加工したファンやフィルターのものもありますので、詳細も確認した上で決めることをおすすめします。
●お風呂
早く乾く床材や、排水口もお手入れのしやすい工夫がされているなど、最近のお風呂は随分と掃除がしやすくなっています。
浴槽も汚れがつきにくく、日々の掃除ではこすり洗いをしなくてもOKなものや、メーカーによっては自動で浴槽を洗ってくれるものも。
ちなみに、お風呂はピンク汚れがつきやすいので、浴槽のカラーは白っぽいもののほうが目立ちにくいです。
また、お風呂に窓をつけておくと風通しが良くなるほか、空間が明るくなって汚れが目につきやすくなるので、こまめに掃除したくなるというメリットもあります。
●トイレ
トイレも水あかのつきにくい新素材のタイプや、独自の洗浄方式で汚れを落とすものなど、汚れがつきにくく落としやすい工夫が施されています。
また、トイレの広さや棚の配置などについては、床や壁を掃除するときのことも頭に入れておくと、後々ラクチン。掃除のしやすさで考えると、タンクの裏まで手が届くかなども大事なポイントです。
トイレをきれいにしておくと運気も上がるという説もありますし(笑)
お手入れがラクチンな空間にして、いつでも美しい状態を目指しましょう!
●リビング
家族が集まるリビングは、ホコリが舞いやすい場所。
ホコリは角にたまるので、直線的な四角い部屋なら四隅だけでOKですが、角の多いリビングだと、ホコリのたまる箇所が増えてお掃除が大変に。
また、テレビ台やソファーなどと壁や床の隙間が多いと、お掃除の手間は余計にかかります。
家具を配置するときには、床や壁にピッタリ沿って置くようにして、隙間掃除を回避しましょう。
●扉などの建具
意外と盲点なのが、室内扉。
建具の選び方によって、掃除のしやすさに差が出ます。
おすすめなのは引き戸。
開き戸のドアは閉めた状態と開けた状態にドアを動かして掃除をしないといけませんが、引き戸なら開けっ放しにしても邪魔にならないので掃除がしやすいのです。
また引き戸なら限られたスペースでも広い開口部を得ることができるので、廊下や各部屋との段差をフラットにしておけばロボット掃除機も大活躍。
●床
掃除機をかけたり、拭き掃除をしたりと、定期的なお掃除が欠かせない床。
清潔に保つためには、素材選びが重要です。
住宅の床材は、無垢や木質フローリング、カーペット、クッションフロア、タイルなどさまざま。それぞれに汚れのつきにくさ、耐水性やメンテナンスの仕方も異なりますから、空間に合わせて選びましょう。
例えば汚れやすい水まわりやキッチンは汚れ防止や耐水性に強いものを選んだり、室内でペットを飼う場合は引っかきやおしっこ対策ができている床材を取り入れたり。
ライフスタイルも考慮して考えていきます。
●窓
光を採り込んだり、風通しを良くしたりするために設ける高窓は、お手入れの際に注意が必要です。
階段や吹き抜けの窓は、手が届かず掃除が行き届かない…ということもありますから、プランニングの際には、快適性はもちろん日々のお手入れについても考えながら検討することをおすすめします。
収納は、使うシーンと場所が決め手。
家づくりを検討されているお客様からよく伺うのは、「今住んでいる賃貸は収納が少ない!」というご不満。
子どもが大きくなってきて、手狭になって、ものが増えて収納場所が足りない。
そんなきっかけでマイホームを考える方も多いのでは?
収納が少ないと、見える場所にモノを置くことが増えてきて、それが常習化すると、いつも片付かないという状態に…。
だから、現在住んでいる家ではどのくらい収納が足りていないのか、どこに収納があれば片付くのか。改めて収納を見つめ直す必要があります。
収納のポイントは、どこに・何を・どうしまうか。
例えば靴や上着、鞄など外出するときに使うものは玄関の土間収納に。
シューズクロークだけでなく、パイプハンガーも造作してお子さんの制服やアウターを帰ってすぐにかけられるようにすれば、家の中にホコリや花粉を持ち込むリスクも減ります。
また、階段下にはお掃除に使う道具をしまう、キッチンには食品などを保管しておけるパントリーをつくるなど、使う場所にしまう。そうすれば出しっぱなしを防ぐことができ、見える場所をきれいに保つことにつながります。
いつまでも美しく保つために、できるだけラクチンに。
無理なく、住まいを美しく保つためには、掃除やお手入れのしやすさも頭に入れた家づくりが重要です。
家は建ててからがはじまりです。
日々のお手入れやお掃除はできるだけラクチンに。そうすれば年末の大掃除の負担も軽くなるはずです。
ステキな住まいを維持する家づくり、一緒に考えていきましょう!